AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたGalaxy A36 5GはSoC (System on Chip)としてQualcomm Snapdragon 6 Gen 3を搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で 578,000程度です。
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Snapdragon 6 Gen 3は、Qualcommが2024年9月に発表したミドルレンジ向けSoCで、4nmプロセスで製造されています。CPUはCortex-A78×4(最大2.4GHz)+Cortex-A55×4の8コア構成で、前世代の6 Gen 1と比べてCPU性能は約10%、GPUは約30%向上。GPUはAdreno 710を搭載し、FHD+解像度・120Hzの高リフレッシュレートに対応します。AIエンジンも20%強化され、写真補正や音声処理などに使われます。カメラは最大200MPセンサーに対応し、4K HDRビデオ撮影も可能です。SpectraトリプルISPによって高度な画像処理が行えます。5GはSub-6とミリ波の両方に対応し、最大通信速度は2.9Gbps。さらにWi-Fi 6EやBluetooth 5.2にも対応し、接続性能も充実しています。なお、Gen 2は存在せず、6 Gen 1の直接の後継がこの6 Gen 3です。
ではGalaxy A36 5GのAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
Galaxy A36 5Gはどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はGalaxy A36 5GのAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でGalaxy A36 5Gがどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりGalaxy A36 5Gはここ3年のAntutuスコアとしては控え目と言えますが、お手頃価格のスマホとして使用できるでしょう。
Galaxy A36 5Gと同じSoCのQualcomm Snapdragon 6 Gen 3を搭載しているスマホは?
同じSoCのQualcomm Snapdragon 6 Gen 3を搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。