AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたHONOR 400はSoC (System on Chip)としてQualcomm Snapdragon 7 Gen 3を搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で 794,000程度です。
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Snapdragon 7 Gen 3は、2023年11月17日にQualcommが発表したTSMC 4nmプロセス製のミッドレンジ‐プレミアム向けSoCで、最大2.63GHzで動作するCortex‑A715コア×4+効率重視のCortex‑A510×4の合計8コア構成を採用しています。GPUにはAdreno 720を搭載し、前世代比で約50%のグラフィックス性能向上を実現。AI性能もワットあたり60%改善され、ISPは最大200MPカメラや4K HDR動画撮影に対応する強力な設計です。5GモデムにはSnapdragon X63を内蔵し、Sub‑6およびmmWaveに対応、最大下り通信速度は理論上5Gbpsで、現実のベンチでは約444Mbpsを記録。Wi‑Fi 6EおよびBluetooth 5.3/5.4にも対応し、接続性も充実しています。メモリはLPDDR5対応、ストレージはUFS 3.1、ディスプレイ出力は最大2880×1800ピクセルまでサポート。ベンチマークではAnTuTuでおよそ82〜85万点、Geekbench 6ではシングル1,140・マルチ3,070程度と、ゲームや日常使いに十分な性能を見せています。電力効率も優れており、Androi端末でCPUサーマルスロットル後も約89%の維持率。Honor、Vivo、Motorola、OnePlusなどのスマホに搭載され、AIカメラや高リフレッシュ動画処理など、フラッグシップに近い体験をミッドレンジ価格帯で提供しています。
ではHONOR 400のAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
HONOR 400はどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はHONOR 400のAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でHONOR 400がどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりHONOR 400はここ3年のAntutuスコアとしては若干控え目と言えますが、日常使いでは十分使えるスマホ。サイズ感や重さ、カメラのスペックやメモリ、ストレージの容量などもじっくり比較するなら納得のいくスマホを購入できるでしょう。
HONOR 400と同じSoCのQualcomm Snapdragon 7 Gen 3を搭載しているスマホは?
同じSoCのQualcomm Snapdragon 7 Gen 3を搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。