AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたmotorola edge 60 fusionはSoC (System on Chip)としてMediaTek Dimensity 7300を搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で 662,000程度です。
2cm











MediaTek Dimensity 7300は、2024年に発表されたミッドレンジ向けのスマートフォン用SoC(システム・オン・チップ)です。TSMCの4nmプロセスで製造され、性能と電力効率のバランスを重視しています。CPUは、最大2.5GHzで動作する4つのCortex-A78コアと、最大2.0GHzで動作する4つのCortex-A55コアを組み合わせたオクタコア構成です。GPUには、ARM Mali-G615 MP2を搭載し、ゲームやグラフィック処理に対応しています。5G通信にも対応し、下り速度は最大3.27Gbpsです。カメラ機能では、最大200MPのカメラをサポートし、4K HDRビデオ撮影が可能です。ディスプレイは、最大Full HD+解像度で144Hzのリフレッシュレートをサポートしています。AI処理には、MediaTekの6世代APU(NPU 655)を搭載し、AIカメラ機能や音声認識などの技術が向上しています。また、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.4にも対応し、最新の接続技術を提供します。
ではmotorola edge 60 fusionのAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
motorola edge 60 fusionはどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はmotorola edge 60 fusionのAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でmotorola edge 60 fusionがどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりmotorola edge 60 fusionはここ3年のAntutuスコアとしては控え目と言えますが、お手頃価格のスマホとして使用できるでしょう。
motorola edge 60 fusionと同じSoCのMediaTek Dimensity 7300を搭載しているスマホは?
同じSoCのMediaTek Dimensity 7300を搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。