AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたOPPO Reno13 AはSoC (System on Chip)としてQualcomm Snapdragon 6 Gen 1を搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で推定 523,000程度です。
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Snapdragon 6 Gen 1は、Qualcommが2022年9月に発表したミドルレンジ向けのSoCで、Samsungの4nmプロセス(4LPX)を採用し、電力効率とパフォーマンスのバランスに優れています。CPUはCortex-A78を4基(最大2.2GHz)とCortex-A55を4基(1.8GHz)搭載した8コア構成で、GPUにはAdreno 710を採用し、ゲームや映像処理でも十分な性能を発揮します。カメラ機能も強化されており、最大200MPのセンサーに対応し、4K HDR動画撮影も可能なSpectraトリプルISPを内蔵しています。通信面では、Sub-6とミリ波の両方に対応したX62モデムを搭載し、最大2.9Gbpsの高速通信を実現。さらに、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.2など最新の接続規格にも対応しています。メモリはデュアルチャネルLPDDR5(最大2750MHz)をサポートし、マルチタスクにも強い設計です。2023年前半からこのチップを搭載したスマートフォンが市場に登場しはじめており、ミドルレンジ機としてはカメラ、通信、AI性能の総合力に優れたバランス型SoCといえます。
ではOPPO Reno13 AのAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
OPPO Reno13 Aはどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はOPPO Reno13 AのAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でOPPO Reno13 Aがどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりOPPO Reno13 Aはここ3年のAntutuスコアとしては控え目と言えますが、お手頃価格のスマホとして使用できるでしょう。
OPPO Reno13 Aと同じSoCのQualcomm Snapdragon 6 Gen 1を搭載しているスマホは?
同じSoCのQualcomm Snapdragon 6 Gen 1を搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。