AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたPOCO M7 Pro 5GはSoC (System on Chip)としてMediaTek Dimensity 7025-Ultraを搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で 489,000程度です。
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MediaTek Dimensity 7025-Ultraは、2024年に発表された6nmプロセス製造のミドルレンジ向けSoCです。 CPUはオクタコア構成で、2x Cortex-A78(最大2.5GHz)+6x Cortex-A55(最大2.0GHz)を搭載。 GPUにはIMG BXM-8-256を採用し、ミドルレンジに適したグラフィック性能を提供します。 メモリはLPDDR5、ストレージはUFS 3.1に対応し、高速なデータ処理が可能です。 ディスプレイはFHD+解像度で最大120Hzのリフレッシュレートをサポートします。 AI処理用にNPU(Neural Processing Unit)を内蔵し、カメラや翻訳、画像認識などに活用可能。 通信面では5G Sub-6GHzに対応し、安定した高速通信が可能です。 最大200MPのカメラサポートやHDR動画撮影にも対応しており、撮影性能も強化されています。 このチップは主にPOCO M7 Pro 5GやRedmi Note 14 5Gなどのミッドレンジモデルに搭載。 手ごろな価格で高性能・高機能を実現する、コストパフォーマンス重視のSoCです。
ではPOCO M7 Pro 5GのAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
POCO M7 Pro 5Gはどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はPOCO M7 Pro 5GのAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でPOCO M7 Pro 5Gがどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりPOCO M7 Pro 5Gはここ3年のAntutuスコアとしては控え目と言えますが、お手頃価格のスマホとして使用できるでしょう。
POCO M7 Pro 5Gと同じSoCのMediaTek Dimensity 7025-Ultraを搭載しているスマホは?
同じSoCのMediaTek Dimensity 7025-Ultraを搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。