AnTuTuスコアとは、スマートフォンやタブレットの性能を評価するための総合的なベンチマークスコアです。AnTuTuアプリを使ってCPU、GPU、メモリ、ユーザーエクスペリエンス(UX)などの項目で各デバイスのパフォーマンスを測定します。スコアが高いほど処理能力やグラフィック性能が優れているとされ、主に端末の比較や購入検討時の指標として使用されます。AnTuTuは定期的にアップデートされ、最新のハードウェアや技術に対応するよう調整されています。
2025年に発売されたvivo Y04はSoC (System on Chip)としてUNISOC T612を搭載しています。Antutuのスコアはバージョンver10で 238,000程度です。
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Unisoc T612は、2022年5月に発表されたエントリーレベル向けのモバイルプロセッサで、日常的な使用や軽度なゲームプレイに適した性能を提供します。このチップセットは、2つの高性能なCortex-A75コアと6つの省電力なCortex-A55コア(いずれも最大1.8GHz)からなる8コア構成を採用し、TSMCの12nmプロセスで製造されています。GPUにはMali-G57 MP1を搭載し、基本的なグラフィック処理や軽量なゲームに対応しています。メモリはLPDDR4X(最大8GB、1866MHz)に対応し、スムーズなマルチタスク処理が可能です。カメラ機能では、最大108MPのセンサーに対応し、AIポートレート分割やインテリジェントな画像補正などの高度な画像処理機能を備えています。ディスプレイはFHD+解像度および最大90Hzのリフレッシュレートをサポートし、滑らかな表示体験を提供します。接続性では、4G LTE(Cat.7)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0をサポートしていますが、5Gには非対応です。このプロセッサは、Realme C31やRealme C33などの低価格帯スマートフォンに採用されており、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。Unisoc T612 は、後に T7225 という新しい名前にリブランド(名称変更)されました。
ではvivo Y04のAntutuスコアについて、ここ最近3年間に発売されたスマホのAntutuスコアのデータを基に分析してみます。
ここ3年のAntutuスコア分布で見る。
vivo Y04はどの位置にある?
ここ3年でのAntutuスコアを集計してグラフで表示しました。横軸はAntutuスコア、縦軸はボリューム数になります。ボリューム数とはyourfones.netでここ3年で登録されているスマホの総数を100とした場合での割合(%)となりますので、数が大きいほどスマホの台数が多く、マーケットに多く投入されていることを示します。
赤色の縦棒はvivo Y04のAntutuスコアを示しています。水色はここ3年でのAntutuスコアの分布です。このグラフからここ3年のスマホの中でvivo Y04がどこに位置しているのかわかります。
このAntutuスコアの分布図よりvivo Y04はここ3年のAntutuスコアとしては控え目と言えますが、お手頃価格のスマホとして使用できるでしょう。
vivo Y04と同じSoCのUNISOC T612を搭載しているスマホは?
同じSoCのUNISOC T612を搭載しているスマホは以下の通りです。同じスペックでもより高機能、またはより安く購入することができるかもしれません。これらのスマホも比較してご検討ください。