今回はauやUQ mobileで購入できるシニア向けスマホ BASIO activeシリーズを比較したい。2025年にはBASIO active3が、2024年にはBASIO active2が発売されている。発売は約1年ほどの違いであるため、実際にはどの程度の差異があるのだろうか。比較してみよう。
BASIO active3とBASIO active2の本体デザインを並べて比較してみた

BASIO active3

BASIO active2
BASIO active3とactive2の背面デザインはほぼ共通しており、どちらも丸みを帯びた持ちやすい形状となっている。背面の中央には「BASIO」のロゴが配置され、パネル素材はいずれも樹脂製。高級感こそないものの、軽量なため子供やシニアにも扱いやすい設計だ。
カラー展開は、active2がレッド・ネイビー・シルバー、active3がレッド・ブルー・シルバーで、基本的には赤・青・シルバー系で構成されている。ただし、色合いにはわずかな違いがあり、active3の方がよりビビッドな色調なのに対し、active2は落ち着いたベーシックな印象を与える。
BASIO active3とBASIO active2の本体やディスプレイを実寸で並べて比較してみた
ご覧の通り、サイズはactive3のほうが大きい。縦が約4mm、横幅が約2mm大きくなっており、数値上はわずかな差に見えるが、実際に手に取ると大きく感じるだろう。まずはこのサイズ感をしっかり確認しておきたい。yourfonesでは実寸表示が可能なため、画面に手を重ねながらじっくり比較検討することができる。
また、active3は本体サイズが大きくなった分、ディスプレイサイズも拡大されている。active2の5.7インチに対し、active3は6.1インチと、0.4インチのアップだ。どの程度の違いがあるのかもyourfones上で確認可能だ。ただし、ディスプレイの解像度自体は変わらないため、表示がより精細になったわけではない。どちらも液晶ディスプレイを採用しており、有機ELではない点も同様である。
厚さにはほとんど差がないが、重さはactive3の方が約14グラム重くなっている。軽量コンパクトさを重視するなら、active2がより適していると言える。
2cm
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BASIO active318:15AnTuTu ver10BASIO active3
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BASIO active218:15AnTuTu ver9BASIO active2
BASIO active3とBASIO active2をスペックの一覧表で比較
カメラは、背面・前面ともに画素数は同じだが、active3には新たにマクロカメラが追加され、デュアルカメラ構成となっている。マクロカメラにより近距離の被写体が撮影できるようになり、記録用としても活用できるため、利便性が高まったと言えるだろう。
プロセッサーは、active3がMediaTek Dimensity 6300、active2がQualcomm Snapdragon 695 5Gを搭載しており、性能に大きな差はないと考えられる。
メモリーはいずれも4GB、ストレージは64GBで、スマートフォンとしてはやや控えめな構成だが、シニア向けスマホとしては必要最小限に抑えられている。
バッテリー容量は、active3が4,500mAhとなり、active2に比べて500mAh増量されている。
そのほか、両モデルともに防水・防塵(IP68)、eSIM、Felicaに対応しており、日常の利用に必要な機能はしっかり備えている。
BASIO active3 | BASIO active2 | |
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キャリア |
au UQ mobile |
au UQ mobile |
メーカー | Kyocera | SHARP |
予算 | 予算46,800円 | 予算41,800円 |
発売日 | 2025年4月18日 | 2024年4月5日 |
画面サイズ | 6.1 インチ | 5.7 インチ |
解像度 | 720 x 1,560 | 720 x 1,520 |
ディスプレイ詳細 | TFT-LCD | |
最大リフレッシュレート | ||
最大輝度 | ||
本体サイズ | 73mm x 162mm x 9.3mm | 71mm x 158mm x 9.4mm |
重さ | 188 g | 174 g |
プロセッサー | MediaTek Dimensity 6300 | Qualcomm Snapdragon 695 5G 2.2GHz x 2 + 1.8GHz x 6 octa core |
OS | Android 14 | Android 14 |
背面カメラ1 | 5,000万画素 | 5,030万画素(f/1.8) |
背面カメラ1 詳細 | ||
背面カメラ2 | 200万画素 | |
背面カメラ2 詳細 | マクロ | |
背面カメラ3 | ||
背面カメラ3 詳細 | ||
背面カメラ4 | ||
背面カメラ4 詳細 | ||
背面カメラ5 | ||
背面カメラ5 詳細 | ||
前面カメラ1 | 800万画素 | 800万画素(f/2) |
前面カメラ1 詳細 | ||
前面カメラ2 | ||
前面カメラ2 詳細 | ||
バッテリー | 4,500 mAh | 4,000 mAh |
連続動画再生時間 | ||
RAM(GB) | 4 G | 4 G |
ROM(GB) | 64 G | 64 G |
Antutu | 423,000 ver10 | 390,000 ver9 |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X | IP6X |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
決済機能 | Felica | Felica |
結局、BASIO active3とBASIO active2はどっちがいいの?
active3とactive2は、ハードウェア面で見ると大きな違いはないことに気づくだろう。
そこで、まずはサイズの違いを基準に選ぶのがよい。ディスプレイが大きいほうが好みであればactive3を、軽量でコンパクトな機種が好みならactive2をおすすめしたい。
また、BASIO activeシリーズは子供やシニア向けのスマートフォンとして設計されており、毎年のように便利な機能が追加されている。active3では、3つの設定を簡単に自分好みに調整できる機能や、教えてもらった操作をその場で録画できる機能、さらにマクロカメラの搭載といった特徴が加わっている。これらの機能に魅力を感じるのであれば、active3を選ぶとよいだろう。
さらに、active3とactive2は製造メーカーが異なっており、active3は京セラ製、active2はSHARP製となっている。加えて、前述のとおり本体の色合いにも違いがある。
こうした点を総合的に考慮し、自分に合った機種を選ぶのがよいだろう。
BASIO active3とBASIO active2をもっと詳しく比較してみよう
次のリンクからBASIO active3とBASIO active2をもっと詳しく比較して納得した上で購入することをおススメします。