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CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1の違いを比較

Nothingが手がける、インダストリアルでスリークな美しさを纏うCMF Phone。2025年にはその最新モデルとなる「CMF Phone 2 Pro」が登場し、前モデルである2024年発売の「CMF Phone 1」との違いが気になるところだ。そこで今回は、CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1の違いを比較してみたい。

CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1の本体デザインを並べて比較してみた

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CMF Phone 2 Pro

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CMF Phone 1

まずは本体デザインを比較してみよう。

どちらもデザインコンセプトは変わらず、CMF Phoneらしいインダストリアルな機能美を追求しつつもスタイリッシュなデザインとしている。どちらもステンレス製のネジをあえて露出させることで、丁寧なモノづくりのこだわりが感じられる。背面パネルは樹脂であるが、無駄のないデザイン思想に調和し、あえて道具らしさを漂わせている。

CMF Phone 1ですでに確立されたデザインであるが、大きく異なるのがカメラ周辺のデザインとなる。

CMF Phone 1はシングルカメラを搭載しつつ、ポートレート用センサーを備えることで、デュアルカメラのような外観を持つ。2つのレンズユニットは、シルバーのカメラバンプに一体化され、全体として極めてシンプルなデザインに仕上げられている。本体カラーはブラック、オレンジ、ライトグリーンの3色。

それに対してCMF Phone 2 Proは、3眼カメラを搭載。各カメラは独立したユニットとして設計され、それぞれにアルミ製のカメラリングがあしらわれている。その構造により、より高性能なカメラ機能を備えたスマートフォンであることがデザインからも明確に伝わり、全体としてよりメカニカルでインダストリアルな印象を与える。本体カラーはブラック、オレンジ、ライトグリーンの3色と、さらにホワイトも加わった。定番のホワイトが加わることで、さらに多くのユーザーから受け入れやすくなったと言えるだろう。そしてCMF Phone 2では、オレンジとホワイトは背面のカラーが濃淡の組み合わせで2色構成になっているのも注目ポイントだ。

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CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1の本体やディスプレイを実寸で並べて比較してみた

本体やディスプレイを実寸で比較してみよう。

ご覧の通り、どちらもほぼ同じサイズである。高さは同じ、横幅はCMF Phone 2 Proが1mmではあるが大きくなった。重さはCMF Phone 2 Proのほうが12グラムも軽くなったのは嬉しい改良だ。

ディスプレイはCMF Phone 2 Proが6.77インチ、CMF Phone 1が6.67インチであり、0.1インチCMF Phone 2 Proが大きくなった。またピーク輝度も2000ニトから3000ニトになった。リフレッシュレートはどちらも120Hz、解像度も大きくは変わらないが、CMF Phone 2のほうがディスプレイが若干大きくなり、1.5倍明るくなった。

それぞれのスマホやタブレットを長押しすると移動したり、重ねたりして比較できるよ!
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実際のサイズや表示は異なることがありますので目安としてご利用ください。 2016 © yourfones.net
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CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1をスペックの一覧表で比較

まず、CMF Phone 2 Proになりカメラは大きく変わった。CMF Phone 1は広角カメラの1眼だけであったが、CMF Phone 2 Proでは広角、超広角、望遠(光学2倍)となり、撮影範囲が大きく広がった。さらに、Ultra XDRアルゴリズムとインテリジェントな処理技術を活用したTrueLens Engineは、CMF Phone 1ではバージョン2だったが、CMF Phone 2 Proではバージョン3になり改善された。もしカメラを重視するのであれば、CMF Phone 2 Proを強くお勧めしたい。フロントカメラの画素数はどちらも1,600万画素であり大きな違いはない。

プロセッサーはCMF Phone 1はDimensity 7300に対して、CMF Phone 2 ProはDimensity 7300 Proである。どちらも4nmプロセスで製造されたミッドレンジ向けのSoCで、Dimensity 7300 Proは、Dimensity 7300と比較して、CPU性能が最大10%向上し、GPU性能も最大5%向上しているが、同じ7300シリーズであるため大きな違いはない。また、動画再生時間はどちらも大差なく約22時間である。

防水防塵はCMF Phone 1はIP52だったが、CMF Phone 2 ProはIP54になった。軽度の斜め水滴に耐えるレベルが、水の飛沫に耐えられるレベルとなった。

どちらもeSIMには非対応である。NFCはCMF Phone 1は非対応だったが、CMF Phone 2 Proは対応しているため、より日常生活で使用しやすいスマホになった。

CMF Phone 2 Pro CMF Phone 1
50 50
キャリア
SIMフリー
SIMフリー
メーカー Nothing Nothing
予算 予算44,800円
発売日 日本国内未発売 2024年10月1日
画面サイズ 6.77 インチ 6.67 インチ
解像度 1,080 x 2,392 1,080 x 2,400
ディスプレイ詳細 AMOLED AMOLED
最大リフレッシュレート 120 Hz 120 Hz
最大輝度 3000 nits 2000 nits
本体サイズ 78mm x 164mm x 7.8mm 77mm x 164mm x 8mm
重さ 185 g 197 g
プロセッサー MediaTek Dimensity 7300 Pro MediaTek Dimensity 7300
OS Android 15 Android 14
背面カメラ1 5,000万画素(f/1.88) 5,000万画素(f/1.8)
背面カメラ1 詳細 1/1.57", 24mm
背面カメラ2 800万画素(f/2.2)
背面カメラ2 詳細 1/4", 15mm, 119.5°
背面カメラ3 5,000万画素(f/1.85)
背面カメラ3 詳細 2x optical zoom, 1/2.88", 50mm
背面カメラ4
背面カメラ4 詳細
背面カメラ5
背面カメラ5 詳細
前面カメラ1 1,600万画素(f/2.45) 1,600万画素
前面カメラ1 詳細 1/3", 22mm
前面カメラ2
前面カメラ2 詳細
バッテリー 5,000 mAh 5,000 mAh
連続動画再生時間 22 時間 22.6 時間
RAM(GB) 8 G 8 G
ROM(GB) 128/256 G 128/256 G
Antutu 698,000 ver10 685,000 ver10
防水 IPX4 IPX2
防塵 IP5X IP5X
SIM Dual nano SIM Dual nano SIM
決済機能 NFCあり NFCなし
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結局、CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1はどっちがいいの?

CMF Phoneは決してNothing Phoneの廉価版ではなく、より道具感や機能美を追求したスマホである。そのため単にコスパ感だけで評価するスマホではなく、この世界観に共感できるかが、CMF Phoneを手に取るかどうかの分かれ目になる。

ただ、選ぶ側としてはコスパも常に意識しているだろう。そこで今でもCMF Phone 1を選ぶ理由はある。CMF Phone 2 Proが登場したものの、CMF Phone 1とはスマホの心臓部と言われるプロセッサーは大きくは変わらない。CMF Phone 1はディスプレイ、カメラ機能、NFC機能、防水機能が劣っているものの、デザインコンセプトは変わらないため、CMS Phone 1は型落ちスマホというよりはCMF Phone 2 Proの機能をそぎ落としたモデルと理解できる。

一方で、このデザインコンセプトで、超広角・光学2倍望遠カメラやNFCが使えるようになり、定番カラーのホワイトも加わったCMF Phone 2 Proは、よりスマホとして受け入れやすくなったモデルと言えるだろう。

シンプルで機能は最低限のCMF Phone 1か、スマホとして魅力を増したCMF Phone 2 Proか、どちらもお好みで選ぶと良いだろう。

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CMF Phone 2 ProとCMF Phone 1をもっと詳しく比較してみよう

次のリンクからCMF Phone 2 ProとCMF Phone 1をもっと詳しく比較して納得した上で購入することをおススメします。

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