2025年に発売されたXiaomi 15シリーズの代表格と言えるスタンダードモデルXiaomi 15。しかしXiaomiには2024年に発売されたXiaomi 14T Proもあり、どちらもLeica協業スマホだけに気になるスマホ。今回はこの2台を比較してみたい。
Xiaomi 15とXiaomi 14T Proの本体デザインを並べて比較してみた

Xiaomi 15

Xiaomi 14T Pro
まずは本体を並べて比較してみたい。
Xiaomi 15は6M42高強度アルミのマイクロカーブアルミフレームを採用。カラーはグリーン、ブラック、ホワイトでシンプルながらも誰にでも使いやすい普遍的で美しいデザイン。
Xiaomi 14T Proはチタングレー、チタンブルー、チタンブラックというメタリックカラーで揃えている。なおカラーの名称に「チタン」がついているがチタンが使用されているわけではないので、あくまでも高級感を感じさせる演出がなされている。フレームには高強度6M13アルミニウム合金が使用されている。
カメラユニットのデザインが大きく異なり、Xiaomi 15は3眼カメラとフラッシュ一式がまとめてガラスパネル1枚で覆われ、高品質に感じられる。一方14T Proはカメラとフラッシュが4つの円状に独立したデザインであり、iPhone 16 Proと似たイメージとなる。デザイン的にはXiaomi 15のほうがフラッグシップらしい上質感が伴うものの、14T Proも高機能なスマホであることは十分感じられるデザインとなっている。
Xiaomi 15とXiaomi 14T Proの本体やディスプレイを実寸で並べて比較してみた
並べてみるとすぐに気づくのはXiaomi 15のほうがかなりコンパクトである。
ディスプレイのインチ数で言えば、Xiaomi 15は6.36インチに対して14T Proは6.67インチ。サイズで言えばXiaomi 15のほうが高さで約8mm、横幅で約4mm短い。比較するとサイズ感はかなり違う。このyourfones.netでは実寸で比較できるのでじっくり比較しておくとよいだろう。
そして重さも18グラムほど違うためXiaomi 15は軽量コンパクトである。最近のスマホは大型化しつつあるためXiaomi 15のサイズ感は貴重と言えるだろう。
Xiaomi 14TのようなTシリーズはXiaomiの準フラッグシップモデル。ただXiaomi 15のほうが全てにおいて上回るかと言えばそうでもない。
例えばディスプレイのリフレッシュレートはXiaomi 15が120Hzで14T Proのほうは144Hz。最高輝度は15が3,200ニトに対して14T Proが4,000ニトである。Tシリーズはよりお得感が伝わるように設計されており、価格に敏感なユーザー向きである。
2cm
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Xiaomi 15MTT MOMOCO78% 3:21AnTuTu ver10Xiaomi 15
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Xiaomi 14T ProMTT MOMOCO78% 3:21AnTuTu ver10Xiaomi 14T Pro
Xiaomi 15とXiaomi 14T Proをスペックの一覧表で比較
まずはカメラを比較してみたい。意外にこの2台のカメラ性能は似ていることがわかる。
メインカメラの画素数やf値は同じであり、イメージセンサーもLight Fusion 900と共通。望遠はどちらも5,000万画素で60mm(約2.6倍)。ただし、超広角カメラがXiaomi 15は5,000万画素であるが、14T Proは1,200万画素でかなり落ちる。
さらにXiaomi 15は3つのカメラともに5,000万画素で統一されており、倍率を変更しても画質が変わりにくく撮影の自由度が高い。それに対して14T Proは超広角カメラの質を落とすことでコストダウンを図っているが、メインと望遠、そしてフロントカメラは大きく変わらず、コスパの良さを引き出している。
どちらも防水防塵はIP68対応、eSIMに対応している。日本のユーザーにとってはXiaomi 14T ProはFelicaに対応しているのは見逃せないポイントだ。
バッテリーはXiaomi 15は5,240mAhに対して14T Proは5,000mAh。15は軽量なのにバッテリーが多いので動画再生25時間と長時間使用が可能となっている。
この2台の一番大きな違いはプロセッサーだ。Xiaomi 15はSnapdragon 8 Eliteであり、フラッグシップのXiaomi 15 Ultraと同じ。それに対してXiaomi 14T ProはMediaTekのDimensity 9300+である。処理速度にはかなり大きな違いがある。
Xiaomi 15 | Xiaomi 14T Pro | |
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キャリア |
SIMフリー |
SIMフリー Softbank |
メーカー | Xiaomi | Xiaomi |
予算 | 予算123,000円 | 予算94,900円 |
発売日 | 2025年4月1日 | 2024年11月29日 |
画面サイズ | 6.36 インチ | 6.67 インチ |
解像度 | 1,200 x 2,670 | 1,220 x 2,712 |
ディスプレイ詳細 | CrystalRes AMOLED | AMOLED |
最大リフレッシュレート | 120 Hz | 144 Hz |
最大輝度 | 3200 nits | 4000 nits |
本体サイズ | 71.2mm x 152.3mm x 8.08mm | 75.1mm x 160.4mm x 8.39mm |
重さ | 191 g | 209 g |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 8 Elite | MediaTek Dimensity 9300+ 3.4GHz/1 + 2.85GHz/3 + 2.0GHz/4 |
OS | Android 15 | Android 14 |
背面カメラ1 | 5,000万画素(f/1.62) | 5,000万画素(f/1.6) |
背面カメラ1 詳細 | Light Fusion 900, 1/1.31", OIS, 23mm | Light Fusion 900, OIS, 23mm |
背面カメラ2 | 5,000万画素(f/2.2) | 1,200万画素(f/2.2) |
背面カメラ2 詳細 | 115°超広角, 14mm | 超広角120°, 15mm |
背面カメラ3 | 5,000万画素(f/2) | 5,000万画素(f/2) |
背面カメラ3 詳細 | 光学2.6倍, 60mm, OIS, 10cm macro | 光学2.6倍, 60mm |
背面カメラ4 | ||
背面カメラ4 詳細 | ||
背面カメラ5 | ||
背面カメラ5 詳細 | ||
前面カメラ1 | 3,200万画素(f/2) | 3,200万画素(f/2) |
前面カメラ1 詳細 | 80.8˚, 25mm | |
前面カメラ2 | ||
前面カメラ2 詳細 | ||
バッテリー | 5,240 mAh | 5,000 mAh |
連続動画再生時間 | 25 時間 | |
RAM(GB) | 12 G | 12 G |
ROM(GB) | 256/512 G | 256 G |
Antutu | 2,745,000 ver10(推定) | 1,785,000 ver10 |
防水 | IPX8 | IPX8 |
防塵 | IP6X | IP6X |
SIM | Dual SIM (nano SIM + nano SIM or nano SIM + eSIM, eSIM + eSIM) | dual SIM(nano SIM + eSIM) |
決済機能 | NFCあり | Felica |
結局、Xiaomi 15とXiaomi 14T Proはどっちがいいの?
Xiaomi 15とXiaomi 14T Proではどちらが良いと思われただろうか。
Xiaomi 14T Proは準フラッグシップモデルではあるものの、Xiaomiらしく「フラッグシップ並みの機能をお求めやすい価格で提供する」というコスパ感のある設計となっている。つまり、この14Tでは超広角カメラとプロセッサーをミドルレンジレベルに抑えつつ、よく使われるディスプレイ、メイン・望遠カメラはXiaomi 15とほぼ同じとして価格を抑えた。また14T ProもLeica協業カメラであることも嬉しい。それで、ゲームや生成AIなど処理速度を必要とはしないのであれば、Xiaomi 14T Proでも十分に満足いくスマホとなるだろう。
Xiaomi 15はXiaomiのスマホにしては軽量でコンパクトなスマホ。コンパクトな本体にSnapdragon 8 Eliteという高性能プロセッサーを搭載した。カメラは3眼ともに5,000万画素に揃え、フォトグラファーでも楽しめる。高性能をギュッと凝縮したスマホに魅力を感じるならこのスマホをお勧めしたい。軽量コンパクトなのにバッテリーは14T Proよりも多いのも注目ポイントである。とは言え、Xiaomi 15でも極端に小さいわけではない。他のスマホとどれほどコンパクトなのかはぜひこのサイトでじっくり比較していただきたい。
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